第5章 覚悟 進むべき道
「父上まで呼ばれるとは…」
『あの、お館様とは…?』
「あぁ。お館様とは、我ら鬼殺隊を率いておられるお方だ」
『そのようなお方が、どうして私を…?』
「理由はわからん。だが、お館様の命とあらば従う他ない。すまないが六華、一緒に来て貰えないだろうか?」
『私は構いませんが…』
「大丈夫ですよ。お館様はとても素敵なお方なので安心してください」
「うむ!それは俺も同意見だ!」
『はい』
一抹の不安はあったが、杏寿郎とカナエの言葉に安心し、六華は杏寿郎と共に産屋敷邸へと向かうのであった。
大きな運命の歯車が回り始めたことを、誰も知らぬままに…。
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