第4章 幸せな日々よ永遠に
(act.06‐餌付しちゃお★‐)
『あははっ(ブン)』
『まぁ、そう言う事やから(侑士)』
『我等がお姫様たちに(周助)』
『手、出さないで下さいね?(赤也)』
『もしも、手を出しやがったら(景吾)』
『容赦はしない(国光)』
『『『『『『覚えとけ?』』』』』』
彼らの言葉に、私たちは目を見開いた後、嬉しくて笑ってしまった。
『ったく、本当に何しに来やがったんだ、テメェ等は』
『「だから、仕返し」』
男子校での事件の後(アレは事件とは言わない)
私たちは皆でファミレスに来ています。
『そんな事よ「あ、私イチゴパフェがいい」
『芹佳、お前『なら、あたしはチョコパフェにしようかしら』
「皆も決まったよね?すみませぇーん!注文お願いしまぁーす」
『どいつもこいつも…人の話を聞けぇっ!!』
『アカン、跡部がキレよった』
『分かった分かった。俺が話聞いてやるから落ち着けよ』
『…あーん?』
景吾がキレて、ブンちゃんが宥めてるのを横目で見て
紗耶と視線を合わせて私たちはクスリ、と笑った。
『いらっしゃいませ、芹佳さん』
「こんにちは、店長さん」
『今日は随分と賑やかですね』
「えぇ、騒がしくてごめんなさいね?」
『いえ、構いませんよ。…それよりも安心しました』
「え?」
ここの店長は母の古くからの知り合いで
私も小さい頃からこの人には相当可愛がってもらっていた。
『芹佳さんのこんな楽しそうな姿が見れて、本当に安心しましたよ』
「…楽しそう、ですか?」
ーーそれは、嬉しいような、悲しいような、複雑な感情。