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DREAM or REAL【テニスの王子様】

第4章 幸せな日々よ永遠に



(act.04‐危険な誘惑‐)


私たちは今、我が王子たちが通う

盟星学園(男子校)の校門前に来ておりまっす!

目の前を歩いてくるのは我が王子、周助と…誰だあのイケメン。



『不二ー、今日は何か用事あるのか?』

『あはっ。…宮里、それはどう言う意味で聞いてるの?』

『今から遊びに行かないか?二人で』

『それって、確実にそう言う意味のお誘いだよね』

『おう、そう言う意味に取ってくれて構わない』

『僕にそう言う趣味はないんだけど』

『そんな事言うなよー』



あはっ、私の周助ったらモッテモテー…って、違う。



『……周助って男にもモテるのねぇ』

「え、何。アレってやっぱりそう言う意味のお誘いなの?」

『それ以外ないでしょ?』



ですヨネ、だけどね…許されると思うなよ?

周助は私の王子様の一人だ、例え男だろーが渡すものかっ!!

っつーか、男なんぞに渡してなるものか。

芹佳、出動しまっす。



「ちょっと行ってくる!」

『…ちょっ、芹佳…あーぁ。行っちゃった』



私の王子に手を出すなんて不届き千万っ!!

神様や大魔王様が許しても、決して私が許さん。



「ーーしゅーうすけっ!」

『あれ、芹佳?』



私は周助の名を呼ぶと、ぎゅぅっ、と正面から抱き付いて

長年鍛えてきた上目遣いで彼を見上げた。



「会いたかった」

『うん、僕も。で、どうしたの?こんな所まで』

「あっは、周助に変な虫が付くと嫌だから迎えに来たのー」

『やだなぁ、芹佳ってば。変な虫って…ココは男子校だよ?』



うふふっ、本当は自分が狙われてるの分かってるくせに。

しかも今、目の前に、現在進行形で狙ってる虫が居るじゃない。



『芹佳、聞いてる?』

「あはっ、聞いてる」


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