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DREAM or REAL【テニスの王子様】

第4章 幸せな日々よ永遠に



『さぁーって、腹減ったな。飯でも作っか』

「…え?」

『え?って何だよ』

「ブンちゃんが作るの?」

『おー、当番制にしたんだよ。で、今日は俺の当番。芹佳も食う?』

「食う」

『おっけー、紗耶は?』

「食べると思うけど、今はベー様の腕の中で睡眠中」

『ふーん、なら温め直せるもん作っか』



その後、ブンちゃんが作った朝食を頂きました。

それが、美味いのなんのって女の私が負けるくらい美味かった。

料理本気で勉強しよ。

その後、私達が朝食(べ様は紗耶を膝枕してる為ソファで読書中)を食し終わって数分。



『…ーーいい匂いがするわ』

「あ、お目覚めですか、紗耶サン」



景吾の腕の中からムクリと起き上がり髪をかき上げ周りを見渡す。

…その姿の麗しい事麗しい事。



『紗耶、おはー』

『おはー、ブン太』

『飯、食う?』

『…こっちで食べていい?』



紗耶が指差したのは、今まで眠ってたソファ。

ソレを見た、ブンちゃんはーー



『構わねぇケド?跡部も食うか?』

『ああ、もらう』

『今温め直すから待ってろぃ』

『ありがと』

『ーーんじゃコレ。二人分な、足んなけりゃおかわりもあっからな』


大きめな皿に多めに盛ったワンプレートの朝食と

スプーン2つを紗耶に手渡した。

紗耶は、ブンちゃんから受け取ったソレを

スプーンで1口分をすくい、何と……



『はい景吾、あーん』



景吾の口元に持って行きましたよっ!!

優しい、真っ白な笑顔付きで。

ちなみに、その光景をびっくりして見てたのは私だけじゃない。



『…飯くらい自分で食えるぜ?』

『分かってるわよ。ただ、お礼に食べさせてあげようと思って』

『…お礼?』


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