• テキストサイズ

DREAM or REAL【テニスの王子様】

第3章 未だ信じられない現実



ガバッと飛び付けば、赤也はバランスを崩し

私と一緒に地面へと転がってくれた。



『赤也ずりぃっ!!』

「あはははっ!!」

『いってぇ…っつか今の俺のせいッスか!?』

『大丈夫かい?芹佳も切原も…ほら立って』

「いやー、ごめん赤也。つい嬉しくて!ありがと周助」

『芹佳さん、せめて前置き下さい。じゃないと支えらんないッス』

「うん!気をつけるように努力はするようにする。それより順番来たよ、早く行こー!」



そして、ジェットコースターの席順は3人のジャンケンにより

私+周助・赤也・ブンちゃんのローテーションに決まった。



『…ーーちょっ、休もうぜぃ…』

「もう?だっらしないなー」

『だらしないって…もうジェットコースター7回連続だぜぃっ!?』

「えー、何で。楽しいじゃん」

『…スピード狂?』

「うん。紗耶にもよく言われる」

『じゃ、休憩がてら別のとこ行きましょうよ。あ、俺アレがいいッス!』

『『アレ?』』



赤也が指差した方向に皆で視線を向ける。

すると、そこにはーー…目の前にはお化け屋敷。



「……」

『…芹佳さん?どうしたんスか?』

「なっ、何でもないよ?」

『じゃ、行こうか。芹佳、怖かったらいつでも抱き付いていいからね?』

「…お、おう」



お化け屋敷に入って5分後。



「…ーーひ、っ…ぎゃぁあぁっ!!!」



私の情けない雄叫びが建物内を木霊した。



「ない、あれはマジでないわ…」

『…芹佳さん、もしかしてお化け屋敷…』

「…ーーあんなの、消えてなくなればいい。ほんっと、あんなお化け屋敷とか考えた人の気がしれない!」

『嫌いなもんは仕方ねぇけどさぁ芹佳、もちっと可愛い声出せねぇの?』


/ 120ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp