第3章 未だ信じられない現実
ただ今、遊園地前ッ!(学校から直行だったので制服ッス)
うわー、うわー。
『…芹佳。あんまりソワソワしないの』
「だぁってさー、何気に私、男の子と出掛けるの初めてだし、それに…相手は周助とかブンちゃんだよッ!?興奮しないハズないっしょッ!?」
『…ああ、興奮してたの』
「うん、大興奮さ」
『…そ。幸せそうね』
「…紗耶?どうし『おーい!芹佳ー!』
ピコンッ、と私のブンちゃんレーダーが、
面白いほど素直に反応を示した。
「どうしたの、ブンちゃん?…可愛いね」
『おー、さんきゅっ!早く行こうぜぃ!』
「嬉しいわ、死んでもいい程に。でもね、ちょっくら待って」
『死なれちゃ困るな』
「周助ー、ラブリー」
『くすっ、ありがと』
芹佳達の会話が成り立っていない事に気がついているが、
ツッこまない人達、数人。
どうやら、色々と面倒くさくなったようだ。
『あたしの事ならいいから行ってらっしゃい』
「でも…」
『ちょっと人に酔っただけよ。少し落ち着いたら追い掛けるわ。景吾たちも…』
『俺も少ししたら行くからお前ら先行け』
『俺もココに居るわ』
『俺もだ。子供4匹は行って来い。…特に、丸井と切原、目がキラキラしているぞ』
『…手塚?その子供4匹のうち、1匹は、僕の事なのかな?』
『…あ、いっ、いやっ!!』
「んー。わかった。んじゃ、景吾、侑士、国光。紗耶のこと頼んだからね」
『『『まかせ(とき)ろ』』』
そんなこんなで、私達は別行動…私、芹佳ちゃんと、
周助、ブンちゃん、赤也で行動する事になりました。
嬉しいお誘い
(王子様からのお誘いは集団クリスマスデート)