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DREAM or REAL【テニスの王子様】

第3章 未だ信じられない現実



「でもさぁ…6人vs2人って私ら不利じゃない?」

『いやいや、戦わねぇし。デートだっつってんだろぃ』

「あ、そっか。ブンちゃん可愛い!」

『お、おう、…サンキュ?』

『芹佳、可愛いのは今関係ないわ。ブン太も放っといていいから』

「紗耶ひどい!で、何でいきなりデートなの?」

『実はなー…』



何と、各々が女の子からクリスマスデートに誘われ、

断わる理由として私と紗耶を使ったらしい。

…あ、今日はクリスマスか(遅っ)。



「なーんだ、そういう事かー」

『そんな事なら早く言いなさいよね』

『え、じゃ…デートしてくれるんスか!?』

「『暇だしね』」



なんて言ってるけど、私も紗耶も実はすごく嬉しいんだけどね!



「…で、どこ行くの?どこ行くの?どこ行『煩いわよ』



嬉しさのあまり、同じ言葉を繰り返したら紗耶に口塞がれた。

ってか、苦しいですけどー…?

私の苦しさが伝わったのか(いや、伝わってない)、

紗耶は手を離してくれた。



「…私を殺す気スか」

『ふふっ…機会があればね』



どうしよっ、殺される…っ!

身の危険を感じた私は、とりあえず侑士に体当たりしてみた。



『ーーのわっ!芹佳…、いきなり何すんねん』

「いやぁ、紗耶サンがコワイからねー」

『理由になってへんやろ』



その後、場所も教えてもらえずに私たちは歩き出した。



「…ーーで、定番の遊園地に来たと」

『俺は映画が良かったんやけどなぁ…』

『遊園地って誰が言い出したの?』



紗耶の質問に、皆がブンちゃんと赤也を見る。



『クリスマスって言ったら遊園地だろぃ!』

『賑やかにって、って言ったらココっしょ?』



あああ、二人とも可愛いから許すっ!

そんなこんなでクリスマスデート、開始です。


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