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炎柱

第13章 誘惑 ※裏





色気を含んだ声音でささやかれ、
美玖は身体の奥が疼くような、
そんな例えようのない感覚に襲われる。


…あまり…見ないで下さい…


そう言って恥じらうように、
顔を俯かせている様に


杏寿郎の加虐心が擽られる。


すまないが、それは約束できない。

君が、美しすぎるせいだ。
悪いが、手加減もしてやれそうにない。


そう言って、
浴衣を捲ると、

杏寿郎は美玖の乳房の
一番敏感な部分を口に含み、

舌で転がし、刺激を与えていく。


手は、まるで別の生き物のように、
美玖の太腿や尻を撫でていた。


美玖の息がだんだんと荒くなる。

真夜中というのもあり、
自身の手を咥え、声を上げまいとしていた。

その様子を見ながら
杏寿郎は口を開く。


ふふっ…健気だな。
しかし、俺は君の声が聞きたい。

聞かせてもらえるだろうか?



えっ…杏寿郎さん…?
 


杏寿郎は、太腿を這っていた自身の手を
美玖の大事な場所へ移動させ、

そのまま、指で軽く触れた。


まだ触ってもいなかったのに、
既に中から、蜜が溢れ出していて、
杏寿郎の指を濡らしていた。


美玖、
いつの間にこのようになっていたのだ?


笑みを浮かべ、
その指を見せつけるように
美玖の前へと差し出す。


……!
杏寿郎さん…
そのように、意地悪な事、
おっしゃらないで下さい…


美玖は羞恥のあまり
目尻に少し涙を浮かべている。

その顔があまりに可愛らしく…


杏寿郎は少し、
余裕のない表情を浮かべると、


っ…あまり煽るものではない…


そう言って、自身の指を
既に充分に濡れた秘所へと沈め、

ゆっくりと動かした。



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