• テキストサイズ

イーグルアイを持つ彼への片思い?【黒子のバスケ】

第4章 合宿


ピー!

試合が始まった。


誠凛ボールから始って、先制得点をとることは出来たけど、すぐに緑間さんの3pで返された。



凄い…。

やっぱ秀徳は強い。

でも誠凛も負けてない。

みんな、夏休み前より格段とうまくなってる。

リコじゃなくても分かるくらい、動きが良くなってるし、


伊月:「よし!ここ、一本落ち着いて返すぞ!」

さすが俊くん!

いいゲームメイクをしてる…!



でも、火神くんがいない今、緑間さんの3pを止める方法はない。

もはや、無敵のシュートだった。


高尾:「真ちゃん、ナイシュ!」

さっきとはまた違う雰囲気の高尾くん…。

真剣に、だけど生き生きとバスケをしている。


ドキドキ…。

まただ…、

私の鼓動が早くなっている。


不意に私は、さっきの黒子くんの言葉を思い出した。


〜「じゃあ、まゆかさんは高尾くんのことが好きなんですか?」〜


私は、高尾くんのこと好き?なの…?


でも、私が好きなのは俊くんだ。

小学校の時からずっと好き。

一緒にいると楽しかったり緊張したり。


それは私が一番わかっている。



でも高尾くんを見ている時も、同じような気持ちになる。

そっか。

きっと私、高尾くんのことが好きなんだ…。

もちろん俊くんのことも。

だって、2人を見てる時ってすっごいドキドキするんだもん。


好きな人が2人いるなんて、おかしいことなのかもしれない。

でも…、





ピー。

試合が終わった。

いい勝負だったけれど、誠凛は負けた。


ってことは、、、

リコ:「あんたたち、肝試し決定よ^ ^ 合宿最後の夜に決行するから、楽しみにしてて♪」


うわァァァ…。

最悪だ。


肝試しなんて何年ぶりだろう。

中学生の時もやったけど、、、

私こういうの本当に無理だから…。


でも、決まっちゃったんだし仕方ないよね。

そう思いながら、なくならないかなぁなんて密かに願っている自分もいた。




/ 69ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp