第3章 熱
伊月side
人生、こんなラッキーな事があるんだな。
そのラッキーのおかげで今俺は、まゆかの家の中にいる。
まぁ、まゆかは買い出しに行っちゃったんだけどな。
ふぅ…。
と、ソファーに寝転がる。
さっき喋りすぎたせいか、それともまゆかがいなくなったせいかは知らないけど、疲れたな。
まゆかの家にはよく来てるし、今も月1ぐらいで勉強教えに来てるのに今日はやけに心臓がうるさい。
だから、まゆかの家は、落ち着くような緊張するような…。
ってそれ、結局どっちなんだよw←
おかしなこと言ってるのは、自分でも分かってる。
でも、言い表し方が分からないんだよなw
うとうとして瞼が落ちそうになった時、喋りかけてきたのは日向だった。
日向:「伊月、大丈夫か?」
伊月:「あぁ、心配させて悪かった。」
日向:「ならいんだけど、あまり無理すんなよ? てか、俺にくらい相談しろって。」
伊月:「悪りぃわりぃw」
そんな会話をしていた俺たちだけど、次の日向の言葉は、全く予想外のものだった。
日向:「伊月って、まゆかのことどう思う?」