第1章 ◆DOLLS/ケイト
「…挿れて欲しい?」
「…ぇ?」
「今すっごいエッチな顔してるよ。挿れて欲しくて堪らないって顔。」
「……っ!」
「…可愛いね。…横になって。」
そっと優しくベッドに寝かされるとケイトはベッド横に置かれていたコンドームを取り出し、自身のソレに被せた。
そして、ユウの上に覆い被さると蜜壺の入口にソレを近付けゆっくりと小刻みに挿入を繰り返し最奥を目指す。
「ふっ…んっ…」
数カ月ぶりのソレに中はキュウキュウと締付け、奥へと誘う。ズプリと全てが入るとソレは元々にいるのが正しいかのようにピタリと収まる。
「…ぁっ…はぁ…」
内部に感じる重量感と圧迫感に息が漏れてしまう。
ケイトの顔を見ると目は熱っぽくユウを見つめ、呼吸は荒くなっていた。全身も汗ばみ白い肌を薄く朱に染めている。
ー愛おしい。
ケイトの汗ばみ、張り付いた髪を撫で整えると、ケイトはその手にキスを落とす。
「…そんな顔されると俺、我慢出来ないんだけど…。良いの?」
コクリと頷くとケイトはソレをギリギリまで引き抜き、一気に奥まで沈める。
「…んぁあ!!」
大きな快感が痺れとなり全身を駆け巡る。頭が真っ白になりスパークする。
ケイトはソレを蜜壺の内壁に擦り付けながら最奥を突き続ける。
「…あっ!…あっ…ひゃあ…ぁ…あっ…ダ…イく…ァ…ケィ…せんっ!…あっ…ん〜!…あっ…!」
ケイトの腕を掴み、押し寄せる快楽に溺れる。腰が浮き、ガタガタと痙攣を繰り返す。
余りの快感に思わず腰を引こうとするが、ケイトがユウの腰を掴み中を犯し続ける。
「…ぁ…あぁ〜!…んっ…はぁっ…あぁ…あんっ!…あっ…あっ…!」
部屋に肌と肌がぶつかり合う音と水音、喘ぎとも叫びとも取れる声が響き渡る。
「…イきそう。…出すよ?」
耳元で苦し紛れに囁かれる声に力いっぱい頷くと中のストロークは早まり、質量も増してくる。肉壁を引っ掻き、再奥をノックする。軋むベットにユウの嬌声が重なる。
「…あっ…ぁあ!…んっ…んー…ぁ、ま…また…ケ…せンぱ……ィ…ィッく…ぁあぁぁああ!」
「…っ……くっ…っ!」
ケイトの表情が歪み、限界まで大きくなったソレを小刻みに痙攣する蜜壺の中で薄い膜越しに熱を吐き出した。
数カ月ぶりの逢瀬は東の空が白むまで続きユウの喉を潰した。