第1章 ◆DOLLS/ケイト
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気絶するように眠ったユウの寝顔を眺めながら元恋人達の最後の言葉を思い出す。
『他に好きな人がいるよね?』
ケイト自身としては彼女達のことが好きだと思って付き合っていたが、彼女達としてはそう思えなかったらしい。
いつも切り出される理由は色々だが、最後は共通して言われる言葉。
何故言われるのかは分からない。浮気だってしたことはない。横で眠る彼女を抱くのはフリーの時だけ。付き合っている時は恋人のことだけを考えて動いていたつもりだ。
でも、別れた今はもうそんな煩わしいことをしなくても良い。肩の荷が降りたように開放感がある。
ー次は監督生ちゃん位気楽に付き合える子が良いな。
そんなことを考えつつケイトはユウを抱き寄せ眠りについた。
fin...?