第5章 最強教師とエロ教師
「だって・・・・・・嫌いじゃないから。先生のカラダは」
「身体目当てかよ」
「あなたの長所は身体だけじゃないですか」
そりゃひでえなと笑った先生。
つられた私にも不快ではないバカらしさが込み上げてくる。
お互いクスクスと肩を揺らしながらキスを交わした。
「・・・・・・先生」
「なんだ」
呼べば、応えてくれる。
この人は必ず、いつでも私に応える。
「片方でいいんで・・・・・・手、繋いでてくれるならシてもいいですよ・・・」
目を合わせず、小さく呟いた。
一瞬間を置いてからそれを了承するキスが額に降ってきて、先生の左手がシーツに投げ出した私の右手に重ねられて指先同士が絡む。
ぎゅっと優しく握り込まれると、正体不明のじわじわとした温度が胸の中に広がっていくのを感じた。
軽く握り返してチラッと先生の顔を窺えば、穏やかな大人の表情を視界に捉えて思わず呼吸を忘れた。
「急に可愛いこと言うんじゃねえよ、この小悪魔」
「・・・・・・ピッタリなんでしょう?変態との相性」
「ああ。抜群にな」
お互いの目線が交わる。
天国へと続く戯れが始まった。