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月夜の軌跡【鬼滅の刃】

第14章 研究と緊急招集


それからカナヲが伴ってきたしのぶも、2人が特大瓢箪を持ち帰ると知り固まっていた。
しかし

「なんならもう1つどうぞ」

と杏寿郎に渡すものだから、帰り道は2人がどこで手に入れたのかと道行く人々が興味を引く状態となっていた。





そんな状況をくぐり抜け、更紗は5日ぶりの帰還を果たしたのだが、炭治郎たちの姿が見当たらない。
炭治郎だけならまだしも、伊之助や善逸が黙々と静かに鍛錬ないし生活を営んでいる姿が想像出来ず更紗が首を傾げていると、杏寿郎が瓢箪を母屋の玄関に運び入れながら、その疑問に対する答えを述べた。

「竈門少年たちは走り込みの最中だ!少し離れた山の中を障害物を避けながら走り、更にここまで全力で走って帰ってくるようにと指示を出しているのでな!あと半刻もせんうちに戻るはずだ」

どうやら杏寿郎が留守にする間も、継子たちはしっかりと鍛錬を課され日々鍛え上げられているようだ。

「ではクタクタになって帰ってこられますね!私も素振りをと思いましたが……夕餉の支度をしてもよろしいでしょうか?」

「うむ!では共に夕餉を作るか!俺も今日は任務があるので腹拵えが重要になる!」
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