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月夜の軌跡【鬼滅の刃】

第8章 お引越しとお宅訪問


更紗は2人に挨拶を済ませると、地図を片手に住宅街を抜けると常中を使い全速力で任務地へ向かおうとするも、神久夜に止められた。

「任務地ヘハ川を下りマショウ。船は本部ガ手配して下さってイマス。ソノ船ノ場所マデ案内しマス。今ハ出来る限リ、体力は温存しておいてクダサイ」

という訳で更紗は神久夜の案内で無事に本部が手配してくれている船へ生まれて初めて乗り込み、今は川を下って任務地である港町の近くまで移動してきていた。

産屋敷家の手際の良さもそうだが、それを成し得る財力に更紗は思いを馳せるも、柱へ屋敷を与えられるほどだ。
考えたところでどれ程のものか検討もつかないので、その事は早々に考えるのをやめた。

今はそれよりも共に闘う剣士の情報が必要だ。

「合流する剣士はどのような方かご存じですか?神久夜さん」

「お名前ハ存じ上げまセンが、風ノ呼吸ノ使い手、己ですので更紗サンよりも2ツ上の階級と聞いていマス」

現在、更紗の階級は辛まで上がっている。
柱合会議の後、杏寿郎による厳しい鍛錬と並行して遂行した任務という名の実践訓練をこなしていたので、知らぬ間に2つ階級が上がっていたのだ。
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