第6章 柱合会議とお食事会
「あの、で、ですので!近い将来、杏寿郎さんが先に音を上げるくらい鍛錬に打ち込みます!決して炎柱である杏寿郎さんの顔に泥を塗るような真似は致しません!ですからして私は……あ、あれ?と、ともあれ認めてもらえると大変嬉しく思います!」
一拍空いた後、更紗の発言によって笑い声が店内に響いた。
無一郎はキョトンとしているが、その無一郎でさえ更紗を見つめている。
義勇は声こそ出さないものの、更紗から視線をそらし肩を震わせて笑いを堪えているようだ。
「いいねぇ!それでこそ姫さんだ!元々俺は殆ど知った状態で鍛錬に付き合ってたからな。反対する気は更々ねぇよ!派手に認めてやる!」
「私もその気がなければ更紗ちゃんの健康管理なんて行いません。一緒に頑張りましょうね」
早い段階から更紗の存在、力を把握していた2人は認めるようだ。
「同じ師範を持つ姉妹弟子として、更紗ちゃんがいてくれる事に大賛成よ!むしろ居てくれると嬉しいわ!」
「……煉獄のしごきに耐えるなら反対する意味もない。そもそも甘露寺が賛成ならば俺には異論ない」
何だかんだで仲良し2人組からも許可がおりた。