第6章 柱合会議とお食事会
そんなことを思っていると、どんどん話は進むもので……
「私も!大盛りの種類が豊富なお店知ってるので案内しますよ!伊黒さんも一緒にいきましょう!」
「あぁ、構わない」
更に
「(冨岡がいるのは気に食わねぇが)煉獄が言いてぇことあるっつーんだったら俺も行く。悲鳴嶼さんも時透も予定ないんだったら行こうぜ」
「南無……ではご相伴に預かろう」
「僕は別にどっちでも……」
という感じで、滅多に全員で食事などしない柱全員が揃い踏みである。
「うむ!全員で行けるのは喜ばしい事だ!では甘露寺、案内を頼めるか?」
「もちろんです!私に着いてきてくださいね」
そうして大所帯、しかもどの柱も人目を引く外見をしているので、通りすがりの人は勿論、街中では店の店主や売り子までも珍しいもの見たさで一行を見守っていた。
(私の心臓はお食事会が終わるまで持つのでしょうか……)
柱全員と食事をする一般剣士は更紗くらいだろう。
だが、杏寿郎は何か考えがあって全員を昼餉に誘ったのだ。
更紗からすれば杏寿郎の行動は至れり尽くせりなので、杏寿郎の人望の厚さに感謝しかない。