第6章 柱合会議とお食事会
柱全員が立ち上がるのを待って、更紗は立ち上がる。
そこへ1番にやって来たのは、やはり杏寿郎であった。
「更紗、もう一度確認するが体は大丈夫か?」
「はい!いつも通り元気ですよ」
杏寿郎はホッと息をつき、更紗の頬を撫でる。
「いい所お邪魔して悪ぃんだけど、聞きたい事が派手にあるんだが、昼餉でも一緒しねぇか?」
天元の言葉に更紗は頬に手を当てられている状況に恥ずかしくなるが、ここで赤くなると事もあろうか柱全員の前で更に恥ずかしい姿を見せる羽目になるので、深呼吸をして気持ちを鎮めている。
それに気付かず、杏寿郎は天元の申し出を快く受け入れた。
「そうだな!皆にも話しておきたいことがある。この後の予定がないならば、共に昼餉はどうだろうか?!」
1番にその提案にのってきたのはしのぶだ。
「ご一緒させて下さい。なかなか皆さんとお話も出来ませんし、更紗ちゃんとも私的にお食事したことありませんしね。冨岡さんもご予定どうせないでしょう?一緒に行きませんか?」
サラリと酷なことを言うしのぶに義勇は顔をしかめるも、予定はないのか更紗と杏寿郎の元へテチテチ寄ってくる。
(やっぱりテチテチ聞こえます!少しでいいので、お話ししてみたいです!)