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月夜の軌跡【鬼滅の刃】

第6章 柱合会議とお食事会


柱合会議では鬼殺隊最強を誇る9人の柱とお館様との会議である。
その会議に参加する訳ではないだろうが、一般のしかも最近最終選別を突破したばかりの1番下っ端の剣士が呼ばれるとなれば戦々恐々になるのも仕方ない。

「詳しくは俺も知らされてない!だが、お叱りとかそういった類ではないので安心するといい!」

バチッと目を開き自信満々に言われるが、怖いものは怖い。
しかし悲しきかな、1番下っ端の剣士である更紗には拒否権など存在しないのだ。
甘んじて招集を受け入れるしかない。

「かしこまりました……少し怖いですが、胡蝶様と蜜璃ちゃんにお会い出来るのは楽しみです」

強ばっていた更紗の表情が和らぎ、自然と杏寿郎も笑顔になる。

「きっと2人も楽しみにしている。女子同士、時間があれば話すといい」

和らいでいた表情から一気に笑顔になり、更紗は嬉しいと言わなくても分かる顔で頷く。

「ありがとうございます!では、私は荷造りに勤しみます。早々に終わらせて、夕餉の準備もしたいです。千寿郎さんとお料理するのも好きなので」

「そうか!仲がいいのは良い事だ!千寿郎も喜ぶだろうから、そうしてやってくれ」
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