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月夜の軌跡【鬼滅の刃】

第20章 柱稽古とお館様


つまり元々更紗に打ち合いを望んではおらず、ただ更紗がものにした赫刀を身近で感じ感覚を掴もうとしていたのだ。
しかし更紗は杏寿郎とは違いまだ自身の力だけで日輪刀を赫刀へ変化させることは出来ないので、自ずと打ち合いが必要となる。

「かしこまりました。それならば悲鳴嶼様も日輪刀をお持ち下さい。まだまだ私は未熟者ですので、自力で赫刀へと変化させることが出来ません。悲鳴嶼様のお力をお借りしてよろしいですか?」

「そうだったのか。では私は月神の攻撃を受ければ良いのか?」

全てを語らずとも話の節々から更紗の望んでいることを素早く理解してくれる。
目の前の鬼殺隊最強の柱は杏寿郎と同じく人の機微に敏感で、よく周りを見て状況に合った対処をいつもしているのだろう。
そう感じ取れると行冥が杏寿郎と重なって見え、つい笑みが零れた。

「はい!手を煩わせてしまうことは心苦しいですが、お力添え頂けると幸いです。悲鳴嶼様が日輪刀を取りに行かれている間に私も準備を整えておきますね」

「分かった。直ぐに戻るので待っていてくれ」

そうして行冥が道場を後にすると、更紗は心身共に準備を整えていく。
最近更紗の首元に発現する痣は薄らとではあるが常時肌に浮かび上がっており、それがくっきり浮かび上がるのも時間の問題となっていた。
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