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月夜の軌跡【鬼滅の刃】

第17章 歪みと嘘


「2人して私をコケにしやがってぇぇえ!私の壺の美しさも理解出来んのは貴様らが虫けらだからだろうがぁ!」

巻き込まれ事故発生。
無一郎の行動に更紗は首を傾げただけなのに、それを上弦の伍は無一郎と同じ挑発を更紗もしたと勘違いしてしまった。

「ごめんね、巻き込んじゃった!俺から離れないで」

可笑しそうに笑いながら愕然とする更紗の手を引っ張り背後へ庇う。
そして再び2人の眼前に放たれた無数の魚を一撃で全て斬り、更にその魚から溢れ出た体液を技で吹き飛ばした。

「1度見せた技は防がれるかもしれないって思わなかったの?馬鹿だなぁ!そんなんだから綺麗な壺1つ作れないんだよ……可哀想に。あれ?抜け殻しかないや、本当のこと言われて悲しくて逃げたのかな?」

笑顔なのに笑顔が怖い。
更紗が無一郎の笑顔と言葉に冷や汗を流していると、少し離れた木の上から上弦の伍の声が降り注いできた。

「黙れ、そんな安い挑発に何度ものってやるほど私は優しくないぞ。それよりこの美しく神々しい姿を見て恐れ戦き平伏すがいい!」

「あ、手が一対だけになっておぞましさが軽減されました!ね、時透様!」
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