第1章 混じりあう熱
「お待たせしましたー!!」
ネズが支度を終え外で待っていたホップ、ダンデ、キバナにユウリは声をかけた。
「ユウリ??唇似合ってるな」
はじめに気づいたキバナさんににこっと笑う。
ダンデもホップも次々にその言葉を口にした。
「あ。そうだ…キバナ」
用事を思い出したようにネズがキバナの元に向かい前に立つ。
にこっと笑って「ありがとうございました。」と鳩尾をこぶしで殴った。
「ネズ。お前なにしてんだ!!」
スっと身を引いて外れたものの声を荒らげた。
「どの口が言ってやがりますか。本当に」
少し不満そうな声ににかっと笑い
「これは成功だな」とキバナが呟いた。
その言葉をきいてネズもふっと笑う。
「さぁ…行きますよ。」