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loop-ループ-いつか辿り着く世界【鬼滅の刃】

第1章 死なせない



「君は・・・」

繰り返された時の中で、その場に居なかった筈の存在。
まるで夢遊病者の様な足取りだが、気配からして一般人だろう。
けれども杏寿郎は確信していた。
この奇妙な時戻りの現象を引き起こしているのは、この人物なのだと。

何故その様な事が出きるのかは分からない。
はっきり言って不審極まりないのだが。

「もうすぐこの場に鬼が現れる。危険だから離れていなさい」

目の前で只管静かに涙を流し続けるこの人は、敵ではない。
杏寿郎(強きもの)が守るべき人々の内の一人なのだ。

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