第24章 不思議な縁と晩酌

槇「お前ら昼に何をしていた。千寿郎が客間でお前らの妙な声を聞いたと言っていたぞ。」



それを聞いて桜はぼっと顔を赤くした。

対して杏寿郎は何も動じなかった。




杏「愛し合っていました！！」



何も悪いと思っていない態度に頭痛がしたのか、槇寿郎は頭を抱える。




槇「…………まさかとは思うが、子供を作るような事はしてないだろうな。」

杏「しっかりとコンドムを付けました！！」



それを聞くと槇寿郎は杏寿郎を睨みつけた。




槇「そこまでの知識があって桜を抱いたのか。お前らはまだ夫婦じゃない。非常識にも程がある。」



そう言われると杏寿郎は不可解そうな顔をして首を傾げる。



杏「まだ夫婦になっていないから子作りではなく、愛し合ったのです。」

槇「変わらん！桜は破瓜の血を流したのだろう！女は嫁に行くまで純潔を守るものだぞ！！」




「「はか……？」」



同時に首を傾げた二人に槇寿郎は呆れた目を向けた。