第23章 ※愛し方

そう褒められると桜の頭は強く痺れ、ぼーっと杏寿郎の眉尻を下げた優しい顔を見つめる。

杏寿郎はその無防備な蕩けた表情を愛おしそうに見つめ、何度も優しく頭を撫でると またゆっくりと腰を動かし始めた。




最初は桜が何度も達するので杏寿郎はその締まりに耐えながらゆっくり動いていたが、落ち着いてきたのを確認すると腰の速度を上げていく。




「ぅあっ！…も、ゆっく、り……あッ……ッ！！！！」




桜は達しながらも、杏寿郎が激しく腰を打ち付けるたびに鳴る 自身の中の水音にぞくぞくとした羞恥を覚えた。











一方、杏寿郎は快感に耐えるのとは少し違った類の苦しそうな顔をしていた。




杏(桜の中が小さすぎる。狭いのも問題だが、奥行きがこれだと互いの体に少し距離が出来てしまう。入り切ると良いのだが。…こういうものなのだろうか。)