第23章 ※愛し方
杏「君は隙だらけだな。いつもこうなのか?」
「ま、待って!あの、この下は下着だけなのでここまでで許してください…!それにあの、恐らく用があるのは下半身なので…このまでで十分かと…。」
そう言うと杏寿郎は桜の頬に手を当て、熱を帯びた目を向ける。
杏「確かに子作りは下半身のみを使えば良いが、これは違う。愛し合う方法だ。」
そう言いながら杏寿郎は赤くなって固まっている桜に跨ると襦袢を開いた。
隠そうとする桜の腕を抑え、前にファスナーがついた胸を覆う下着と、白く滑らかな肌を眺める。
杏寿郎はここ迄無防備な女性の肌を見た事がない。
それによって先程から昂っていた自身のモノが更に大きくなるのを感じた。
杏寿郎はファスナーを見た事がなかった。
が、引く箇所があれは自ずと構造は分かる。
抵抗する桜の腕を片手で押さえたまま、杏寿郎はファスナーを迷い無く引いた。
「……待ってッ!!!……あ…、うぅ…強引すぎる………。」
杏「よもや…。君は着痩せする人なのだな。肩も腕も細いのにここは大変ふくよかだ。開いた途端膨らんだぞ。苦しかったのではないか?」
そう言われると、胸の大きさにコンプレックスを抱いていた事を思い出した桜はぶわっと顔を赤くさせて震え始める。
「あ、の………、あ、あまり見ないで下、」
杏「すまない!無理だ!!桜、恥ずかしがる事は無い!とても綺麗だぞ!!」
全力でそう真っ直ぐに褒めると、杏寿郎は胸に辛うじてかかっていた下着を脇に退けて完全に胸を顕にしてしまった。