• テキストサイズ

ねこ神様と太陽【鬼滅/煉獄さん/救済】

第18章 同僚への相談



千寿郎の真顔など見た事がなかった桜はビクッと体を震わせる。



千「…一応聞きますが、夕餉はいりますか?」



桜は静かな声に冷や汗をたらたらと流した。



「い、頂けるととても助かります……。」



それを聞くとすぐに千寿郎はピリついた空気を解いた。

桜はふぅっと体の力を抜くと、太陽が沈んでしまっている事に気が付く。



「…あ……杏寿郎さんは………?」



それを聞いて、ちょっと困ったような顔で千寿郎は振り返る。



千「兄上は一時間ほど前に任務へ行かれました。」


「………そっか…。」

(お見送りは必ずしたかったのに…。)



あからさまにしょんぼりとする桜を見て、千寿郎は明るい声を出した。



千「大丈夫です!兄上は柱ですから!……今日は立派な鮭を買えたんです、早く食べましょう!」



そう言うとタッと走り、桜の脚拭き用の手拭いを手に持った。

桜もそれを見ると、気分を切り替えて千寿郎の元へ走って行ったのだった。




―――――――――



一方その頃、杏寿郎は険しい顔で走っていた。



杏(様子がおかしい。)




/ 2679ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp