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ねこ神様と太陽【鬼滅/煉獄さん/救済】

第95章 続々と





杏(璃火はまだまだ小さくて食卓につけないし桃寿郎にいたっては産まれてもいない。だが、もう既に夢のようだな。)



「……杏寿郎さん?」


杏「む、すまない!温かいうちに頂くとしよう!!」




そう言いながら桜を丁重に座らせ、ベビーベッドを下ろすと自身も座布団に腰を下ろし、槇寿郎のタイミングに合わせて手を合わせる。




「「「いただきます!!」」」




かつて 新築する前、それも100年も前に杏寿郎と千寿郎、桜だけの声が響いていたその場所に大勢の声が響いた。








そうして穏やかな日々が過ぎてゆき あっという間に月が変わって10月になると厚寿郎が5歳、璃火が2歳の誕生日を迎え、桃寿郎の予定日までは1ヶ月を切った。



穏やかで優しく良い子な厚寿郎も桜に似て少し放っとけない空気を纏う璃火も三つ子同様皆から可愛がられていた為に誕生日も派手に行われた。



また、厚寿郎の時は天満も祝いにやってきた為 皆は厚寿郎の辛辣な一面を見て驚いていた。


そんな扱いを見ていたからかあまり数多く遊んでこなかった天満に対して上の3人も遠慮が無くなり、『プールで遊ぼう』と積極的に誘った。


10月の庭でもプール遊びを出来るような熱い体を持つ煉獄家の子供達に対し 天満は『じょうだんだろ』と言って屋敷へ戻ろうとする。


しかし、彩火に誤って水鉄砲で濡らされるとわざとだと勘違いをした天満は額に青筋を浮かべながら庭の中心を振り返った。




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