第84章 球技大会、決勝
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―――ピーーッ
教「勝者、筍チーム!!」
炭「やったな、伊之助!次は準決勝だぞ!!」
伊「俺様がいるんだから当たり前だぜ!!」
善「俺外野がいい…。」
炭「何を言うんだ、善逸!善逸は1番内野に向いてる!自信を持つんだ!」
そんな会話をしながら杏寿郎の元へ集まる炭治郎達を背に、桜はかぼす組の面々と向き合っていた。
「私は良い試合だったと思います!皆最後まで諦めてなかったし、そういう心って本当にすごいと思う。皆はまだ1年生だから球技大会は来年も再来年もあります。今の試合の時の気持ちを忘れずにリベンジしてください!また一緒のチームになれたらよろしくね!」
それにかぼす組の生徒達は晴れ晴れとした顔で返事をした。
(続けて蓬組の試合かあ…気持ちを切り替えないと…。)
桜は生徒達に解散を言い渡すと今度は集まってきた蓬組のチームに向き合う。
「蓬組の皆は何とも言えない安定感があるからなんだか先生が安心しちゃうな。でも相手も勝ち上がってきているチームです。気を抜かずに頑張りましょう!」
それに蓬チームは元気良く返事をした。