第53章 ※不自由な夜
(やっぱり大っきい……。前に見せられた他の人のよりずっと大っきい。こんな大きさのが入っちゃうなんて私の体おかしいのかな。)
腰を浮かせられるところまで浮かすとこくりと喉を鳴らして杏寿郎の顔に視線を移す。
杏寿郎は相変わらず楽しそうに桜のする事や表情を観察していた。
そんな杏寿郎を見た桜は少し眉を寄せて照れ隠しをする様に軽く睨んでからきゅっと口を結んで目を瞑り、思い切った様に腰を落とした。
「うっ、あ……ッッ!!」
杏「勢いをつけ過ぎだ!!!」
楽しそうにしていた杏寿郎が一転して焦った声を上げ 受け止める様に上体を起こしたが、桜は倒れなかった。
只ぐっと手に力を込めて強い刺激と快感に震え、再び腰を浮かせる。
杏「……………………。」
杏寿郎は桜が手をつきやすいように上体を再び倒すと心配そうに少し眉を寄せながら上下に体を動かす桜を見つめた。
桜の息はすぐに上がり、快感に耐えて眉を顰め目を瞑る表情は悩ましげで 更に上下の動きに合わせて豊かな胸も揺れ、杏寿郎から見る光景は大変扇情的であった。