第47章 ※前途多難

「……んっ…ぐ………ッ」


杏「そのまま安心し、存分に感じてくれ。」




そう言うと杏寿郎は奥まで挿れ切ってから腰をくいっと動かして子宮の壁を優しく撫でる。




「んーーーーーッッ！！！」




桜は新しい刺激に杏寿郎の指を噛みながら暫くの間体を震わせて長く達した。


長い絶頂から戻ってくたりと脱力すると、杏寿郎は嬉しそうに桜の顔を覗き込む。




杏「相変わらず君の達する顔は愛らしいな！塞いでいなければ愛らしい声も聞けたのだろうか。」




そう熱に浮かされたような声色で言いながら杏寿郎は桜の咥内に挿れた親指で桜の舌を優しく撫でた。

するとそれだけで桜は軽く達する。




杏「この状況で…君のこの姿を見ながら優しく愛する事は拷問に近いな。桜、まだ怖いか？俺の悪い性癖が表に出掛かっているのだが…。」




杏寿郎の荒々しい瞳の色を見ると桜は困った様に眉尻を下げた。




(他の人が起きてるのなら恥ずかしいよ…。困ってること分かってるくせに…。)




答えない桜を見ると杏寿郎は眉尻を垂れさせ、乞う様に首を傾げながら悲し気な瞳を向ける。