第40章 ※ベッドの扱い方
杏「……ッ!!!」
桜は震える杏寿郎の背中を息を切らしながら優しく撫で、腹の中で避妊具が膨らむのを感じた。
その感覚を蕩けた顔で味わっていたが ふと我に返ると青ざめる。
「ぬ、抜いてください!!!」
そう言うと杏寿郎が反応するより前に自身から離れて杏寿郎の昂りを外へ出した。
それを見て、まだ びゅるびゅると出し続けながら杏寿郎が悲しそうな顔をする。
その先に避妊具が辛うじてくっついているのを確認すると 桜は安堵の溜息をつきながら杏寿郎の頬を優しく撫でた。
「強く言ってごめんなさい。ですが、あの調子で避妊具が膨らんでたら出せなくなるところでした。」
杏「君の言う通りだ…浅はかだった、すまない!!!」
杏寿郎が自身の行動に険しい顔をすると桜は思わず柔らかく笑った。
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「本当に…すみませんでした。」
杏「申し訳ない!!弁償代とあの部屋を使えない間の宿泊費を出させてくれ!!!」
新しい愛し方を終えてすぐ、二人は身なりを整えると利信の元へ訪れ 頭を下げていた。