第6章 おやすみ、またいつか ※
「・・・リヴァイさん・・・・・・疲れたでしょう?」
「・・・・・・そうでもない」
「・・・いいんです。抗わなくていい。・・・・・・だから」
「・・・セイラ・・・キスを・・・・・・」
「・・・・・・」
そっと触れ合わせ。
そしてリヴァイさんの熱い口腔へ舌を押し入れた。
こちらの動きに反応を返し、擦り合わせるいうにしてざらついた舌の感触を覚える。
私もリヴァイさんの呼吸を乱さぬよう、彼の熱い口腔を堪能し、次第に舌の動きが緩慢になっていくのを感じた。
私の背を撫でていた指先の動きがとぎれとぎれになり、やがてぱたりとシーツへ落ちる。
ゆっくりと唇を離し、唾液に濡れた唇を指で拭ってやったあと、私はリヴァイさんの額へ口づけた。
「おやすみ、リヴァイさん・・・・・・」