第4章 壊したい時間、過ごしたい時間 ※
「・・・ンっ・・・あ・・・・・・」
ずるりと抜かれていく感覚にぞわりと肌が栗立った。
もっと埋めていて欲しいと体内がひくついているのが分かる。
ベッドに背を埋めるようにして抱かれていた私は、腕を伸ばしぎゅっとリヴァイさんに抱きついた。
出て行ってほしくない。
もっと・・・もっと感じていたい。
言葉に出来ぬ思いを込めて。
リヴァイさんは乱れた前髪の先からぽたりと伝い落ちた汗を私の頬に落とす。
その汗さえも飲み干してやりたい。
私は獣のようにリヴァイさんの顔を引き寄せ額を舐めた。
リヴァイさんは驚くが嬉しそうに喉奥で笑い、先ほどまで埋めていた穴に指を入れてくる。
足がひきつれた。
濡れた音と共に容易くリヴァイさんの指を唾える私の体は、どこまでリヴァイさんに染められたと実感してしまう。
そう・・・・・・リヴァイさんしか知らない。
リヴァイさんだけが知っている・・・・・・。
「すごいな、もっと欲しいとねだってくるぞ・・・」
塩辛い汗を舐めとり、私はそのくだらない言葉を吐く唇を塞ぐ。
リヴァイさんもその気になっているはずだと手を伸ばし、探るように陰茎へ触れればそれは芯を持っていた。
そうまだ・・・まだ足りないのだから。