第8章 〇〇しないと出れない部屋
~エースver~
「ふぁ~~…ぁ、、ここどこ?」
「お、やーーっと起きた。」
大きなあくびをして伸びをする。よく見覚えのない場所でこんなぐっすりと寝てたもんだ。起き上がるとすぐ横にはエースが座っていて驚いてしまった。
「お、おはよう?」
「おー、おはよう。」
「ここどこ?」
「知らね。お前が寝てる間に一通り探したけど、何もないし出れねぇし。」
起きてすぐにどこだか分んないし、私は寝てるしで相当困ってドアから脱出しようと試みたが、何故か開かないしでどうしようかと考えていたところだったらしい。ドアが開かないってどういうことや、何か強力な魔法でもかかっているのだろうか。
「あとさ、ドアの下んとこにこんなの落ちてたけど……」
「何々…?胸を触らないと、出られない部屋…?」
「そー、意味わかんないっしょ?」
いやこれ、○○しないと出れない部屋やんけ。これ、このお題をクリアしないと出られないように魔法でもかけたんじゃ……そう思いエースに軽く説明をする。
「ま、そういうことで…エースの触ってもいい?」
「…いや、ちょっと待ってよ。お前状況把握早すぎ。胸を触れって言われてはいそーですかって触れねぇわけよ、少なくともオレは。」
「だから私から触るって言ってんじゃん。変なの。」
「変なのはお前だっつーのっ!!……はぁ、何言っても伝わらねーんだよな、もういいよ触れよ。」
「?うん。」
照れているんだろうか。私としては合法でエースの胸を触れるんだから嬉しい限りだし、別にエースだったら触られてもいいと思っているので抵抗はない。大きなため息をついたエースが諦めたように私と対面に座る。