第2章 誠凛高校と再会
後半が開始された。
福田はボールを黒子にパスをした。
福田(てか貰っても何ができるんだよ?
せめてボール取られんなよ~)
すると黒子はボールを後ろにいた降旗に弾き、一瞬頭が追い付かない降旗だったが、すぐにハッとしシュートを決めた。
「入っ…ええ!?今どーやってパス通った!?」
リコ(この違和感は何!?もしかして…何かとんでもないことが起きてる?)
りお「ミスディレクションはご存じですか?」
リコ「え?…あー確か手品などに使われる人の意識を誘導するテクニックよね…まさか!」
りお「そのまさかです。テツヤは試合中「影が薄い」と言うより正確に言うと自分以外を見るように仕向けています。
彼は紛れもなく帝光バスケ部レギュラー……」
リコ(元帝光中のレギュラーでパス回しに特化した見えない選手…!噂は知ってたけど実在するなんて…!!)
_______キセキの世代 幻の6人目__________
火神も調子を取り戻して、1点差まで縮めた。
2年(2人組んだ時のこの獰猛さは手がつけらんねーな)
黒子がボールを取り、ゴール前でシュートフォームに入った。
りお(あれ?確か…まぁレイアップくらいは…)
(無理でしたね…はい。)
火神「…だから弱ぇ奴はムカつくんだよ。ちゃんと決めろタコ!」
けれど、火神はそれをカバーしダンクを決めて
1年チームが勝った
その時誰もが2人の頼もしさを感じていた。