第9章 番外編:夜桜(銀土沖桂威高/花見?/逆ハー)
桂「葵、何をしているのだ。皆が待っておるのだぞ。」
貴「か、桂さんっ、待って!..もうちょっとだからっ」
今日は桂さんになぜか急かされて出掛けることになったのだけど...
貴「そんなに急いで....いったいどこに行くんですか?」
私は気になってそう質問してみた。
桂「行けばわかる。」
だけど桂さんはその一点張りで.....
私はいったいどこに連れていかれるのか検討もつかなかった。
そして今は深夜である。
相手は何にせよ攘夷志士だ。
何か変な事件に巻き込まれるのかもしれない。
とっさにそういう考えが浮かんだ。
それを読み取った桂さんは..
桂「大丈夫だ、お前を危険にさらすことはない。」
桂さんにそう頭を撫でられた。
その時、何故だか分からないけど安心できた気がした...。
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貴「 ..ここって....今日の花見会場?」
桂「そうだ、葵は今年は花見、していないだろう?」
連れてこられたのは今日の花見会場だった河川敷。
お昼頃は凄い人だかりだったけど、今はほとんどというか一人もいない。
貴「でもなんで夜なんかに...」
「夜の花見もしたことはねーだろ?」
そういっていきなり肩を抱かれたかと思うと
貴「え.....ぎ、銀さん!?何でここに.....」