第15章 絆
「高校からバスケ始めたところで何も出来やしないと思いますよ?試合にすらどうせ出れっこない」
「そんな事ねぇよ。この部の中には中学からバスケやっているやつもいればそれより前からやってるやつもいる。高校から始めたやつもいる。でも皆試合にでたことあんだよ」
「悪いけど中島くん。あなたを私達は信用できないわ。もうバスケ部にはこないでちょうだい」
中島はリコの胸ぐらをつかんだ
「あ!リコさん!!」
「何よ」
中島はリコを殴ろうとした
リコは目を瞑った
すると日向が中島の腕を掴んでいた
「順平‥‥」
「いい加減にしろお前!!何が気にくわねぇか知らねぇが!!これ以上部員を傷つけたりしたらこの俺が許さねぇぞ!!」
中島は何も言わずに走ってその場をあとにした