第4章 新入り
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ウォーカーがやっと起きたらしい
何で私が待ってあげなきゃいけないんだ
「ウォーカー。
話したい事がある。」
イノセンスの検査に向かう途中で合流した私は
ウォーカーに話しかけた
「…え、あの…
僕、ですか?」
私に話しかけられた事に驚いているのか
どーでもいい質問をしてくる
考えたらわかるじゃないか
「お前はウォーカーじゃないの?
だったら何なの?
モヤシなの?
しらがなの?
チビなの?
女顔なn…」
「あー!もういいです!
わかりました!
僕ですね!
ウォーカーは僕でしたね!」
こうなるんなら
最初から聞き返すなと言いたい
「特に重要ではないけど、気になった。
墓地で千年公と戦ってたのは、お前?」
ウォーカーの目が見開かれる