第4章 新入り
アレンside
た、助かった~!
死ぬかと、思った…
安堵していると
誰かの凛としていて、落ち着いた声で
突きつけられた刀が下ろされる
わ、綺麗な人……
でもなんか、このユウって男と仲良さげだな…
この男、さらにむかつきますね。
でも、今なんか言ったら殺されそうですね。
やめときましょう。
「アレンくん、ごめんね?」
今度は可愛い人だな…
親切で、優しそうな雰囲気だ…
無事に入る事ができた僕は、室長のところに案内されることになった
言葉を交わすことなく、綺麗な人と男がその場を去ろうとする
「あ、ユウ。」
「あぁ?(ギンッ)
ファーストネームで呼ぶんじゃねぇよ。」怒
「名字知らなっ…」
「神田。」
「……よろしく、神田。」