第4章 新入り
澪side
「は~ぁ。
千年公、あんなところに来てたのか…。
仕留めておけば良かったなぁ…。
ただ、あの白髪の奴、エクソシストなの?
見かけない顔だったけど…。」
本部への帰り道
崖の上の道を歩きながら独り言を言う
独り言なんて滅多に言わないんだけど
なんかそういう気分だったんだ
白髪頭の奴について考えていると
無線ゴーレムが揺れだした
『…あーあーテステス。
澪ちゃん?もう帰ってきてるよね?
今、門番に審査を受けてる人がいるんだけど…。
もしもアクマだったりしたら、逃がさないように準備しておいて?』
「わかった。リナリー。」
本部に乗り込もうとする奴がいるの…?
とんだ馬鹿だな…
ま、どうせ人間だろう
少し走りだし、イノセンスの準備をした時