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【鬼滅の刃】継ぐ子の役割

第50章 珠世と愈史郎


「頼むから、もう寝てくれ。俺の神経が保たない。自分で自分の心を傷付けるな。お前は大仕事を終えたばかりだ。誇りに思って良い。寝てくれ」

 冨岡の必死の呼び掛けに、火憐は目を閉じた。しばらく経つと、静かな寝息が聞こえて来た。

 冨岡は目が冴えてしまい、壁に寄り掛かった。柱とは名ばかりで、自分では火憐を支え切れないと思った。彼女は、常に人の二手三手先を生きている。

 愛する事で、人は心が豊かになるが、その分痛みを伴うと改めて思い知った。
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