第5章 辻堂学園1
貴方side
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アニータ「へぇ、中々立派な学校やん」
睦子「新しいし、うちと同じ中高一貫だからね」
千里「野球部、専用グラウンドー」
アニータ「でかっ!」
辻堂に着いた私達は、グラウンドを見つける
学校分の広さみたい
山口先生「あ!きたきたー」
睦子「山口先生」
大吾「休日出勤御苦労様です」
太鳳「サボっても良かったのに」
山口先生「…練習試合には、必ず顧問が付き添わないといけないんです。規則ですから」
……いや、そんな嫌嫌そうな顔で言われても
山口先生「この試合はもうすぐ終わりますって。ここら辺でアップ済ませて11時から試合だそうです」
大吾「わかりました」
山口先生「あとこの試合、特別ルールでお願いしますって」
大吾「え?」
睦子「特別ルール?」
山口先生「何か、招待チームの実力に応じてハンデを付けさせてもらってるらしいわ」
大吾「ハンデ?!」
ハンデ………か
大吾「実力に応じてって、じゃあうちは何点くれるって言ってました?」
山口先生「さあ?それは始める時にスコアボードに書くって」
☆☆
10- 0
大吾「……こんなに馬鹿にされるとは思わなかったよ」
貴「初めてだわ、こんな不愉快な野球」怒
私達に付けられたハンデは10点、あり得なすぎて苛ついていた
『1番センター、藤井さん』
審判「プレイボール!」
千里「っ!」
パアアン!
太鳳「っ」
パアアン!
弥生「!」
パアアン!!
審判「ストライーク!バッターアウト!スリーアウトチェンジ!」
大吾「あ、あら?」
実力はやっぱり強いらしい
上位打線の3人があっという間にアウトに