第3章 自覚した気持ち
貴方side
山口先生「でも1校だけ受けてくれた学校があったのよ」
大吾「え!………あの辻堂学園が」
貴「………辻堂か」
睦子「?どうしたの怜花」
貴「いや、一応そこからも推薦きたんだよな」
睦子「え!?」
山口先生「……未だに謎だわ。星原さんは何故強豪校に行かなかったの?」
大吾・睦子「!」
死んでるような目で質問してくる先生
貴「……私は、野球が出来れば良いんで。勿論、負けて良いって訳じゃない」
大吾(…怜花)
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次の日
仁科side
仁科「はぁ?俺が誘え?」
アニータ「そうや!千里の姉さんを勧誘してこいや!」
朝、下駄箱に手紙が入っており差出人はアニータ
ラブレターかと行ったら、"お前なんか論外や"と厳しく言われた
そんで、アニータと藤井が言ってきたのは藤井の姉を勧誘しろと言われた
仁科「何で俺が」
千里「どうやら千代姉、仁科の事気になってるみたいで」
仁科「………は?」
アニータ「やから、お前が勧誘したら入ってくれるかも知れへん」
仁科「気になってるって……俺は」
アニータ「勧誘してくれるだけで良いんや。お前が、師匠を好きな事くらい知っとる」
仁科「……………………え?」
千里「…もしかしてー、自覚無し?」
仁科「…………はぁ?!お、お、お、俺が??!何言ってんだよ!!//」
千里「私達から見たら好きオーラ、毎日出てるよー?」
アニータ「気付いてないの師匠と、お前位やわ」
……俺が?、先輩を…?
出会いは俺のせいで最悪だった
けど、一緒に練習する内に先輩の新しい一面を見れたり思えば笑ってる自分が居た
仁科「…」
アニータ「……まぁ、早く気持ち伝えといた方がええで。師匠は、かなりモテるしどっかの誰かに取られる前にな」
千里「ファイト!」
まだ気持ちがあやふやだけど、先輩と居るのは楽しい
……………これが、恋…なのか…?