第9章 新たな出会いに踊らされる
ヴィリルは慌てて暴れようとした。
『ちょっちょっ!!…ダメダメ!』
しかし、両手を塞がれ暴れられないように顎を掴まれていたヴィリルは虚しく言葉を発する事しかできなかった。
そして、またあの一瞬の痛みが走った。
あぁ、また付けられてしまった…もぉぉー!また隠すの大変じゃんか!!
グイッといきなり顎を正面に持ってこられた、そうすると顔も必然的に正面になる私はシルバー君と目が合った。
シルバー君はよく見ると本当に美形だった。
そのサラサラな髪の毛は何?なんで、そんな鼻筋くっきりしてるの??まつ毛長くない?瞳の色もなんでこんなにキレイなんだろうか?
ヴィリルはそんな疑問だらけだった。
それはシルバーからも同じで、ヴィリルの枯れを知らない潤い艷めく唇はさぞかし吸い込まれるような誘い込まれるような程の唇だった。おまけにヴィリルの火照りを持った顔は騎士であるシルバーをも、生唾を飲むような程妖艶だった。