第9章 新たな出会いに踊らされる
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「僕はリドル・ローズハート。」
『リドル君って言うんだね、うん、覚えたよ。』
廊下を歩きながら2人は話し合っていた。
そんな時__廊下の向こうから物凄い足音が聞こえてきた。
何か緊急事態でもあったんだろうか?と思わせるほどの慌てぶりだった。
リ「な、なんだい!?この騒ぎは!」
そしてだんだん見えてくるシルエット。
廊下の先に見えたのは__フロイド・リーチだった。
シルエットがはっきりした時いきなり魔法が襲ってきた。
『えっ!うわっ!』
僕は直ぐに避けた。
リドル君も避けれたみたいだ。
僕達が避けた魔法は後ろの壁に当たり、崩壊していた。
壁の欠片がパラパラ落ちる音と煙を炊いたかのようなプシューっという音が鳴っているのが聞こえた。
『わーお!なかなか派手にやってるね〜!』
リ「怪我はないかい!?」
フ「金魚ちゃん〜!ごめんねぇ〜!今の避けれるのすごぉーい!」
そんな呑気に話しながら走ってくるフロイド。
走ってくるフロイドの後ろから嫌なほど大きな足音が聞こえる気がする。