第8章 仮面の下で嘲笑う
○○○
ヴィ「とりあえず……その契約印を隠さなきゃいけないね…」
ヴィリルはヴェネットの手を掴んで印を見ていた。
『そうだった…手袋ある?』
ヴィ「たしか…ここら辺にあった気がする」
ヴィリルは戸棚を漁っていた。
ヴィ「あ!あったあった。」
その手袋は暗闇のような漆黒では無く、少しだけ赤色が混ざっていた。
言わば、赤黒い色だった。
手袋をつけたヴェネットを見たヴィリルは目をキラキラさせた。
その様子を見ていたべストールはつまらなさそうにしていた。
べ「……僕の存在忘れ去られている気が…」
2人の馬鹿っぷりを見ながらべストールは呆れていた。