第8章 仮面の下で嘲笑う
嘘はつかせなくなった。
後は…守って貰うことか。
『…俺を裏切らずに、絶対に守り抜くこと。』
「ふむ……1つの願い事でふたつも…まさしく一挙両得ですね。」
「意外と強欲深いんですね」
そう言いながらべストールは笑っていた。
『ちゃんとしたお願いだからな。』
「いいでしょう。2,契約者を決して裏切らず、尚且つ守り抜くこと。」
印が何かを刻むように光った。
「さて、あとひとつですよ?」
(あとひとつ…守り、真実………残りは攻撃か…)
『そうだな……俺が命令したことは絶対服従だ。』
「まるで…犬のようだな…」
「まぁ、いいだろう。3,契約者の命令は絶対服従すること。」
何かを刻むように光った。
『これで終わりだな?』
「えぇ、これで終わりです」