第7章 見えない影で……
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『うぅ…』
私はシンデレラタイムを少し越してから目が覚めてしまった。
『ノド……乾いた…』
私は自分の部屋から出て、水を求めて部屋をさまよっていた。
私は寝ぼけていて、ヴェネットの部屋に入っていた。
『っは!ここはヴェネットの部屋だった。』
気づいた私は直ぐに出ようとした、そのときふと机の上に置いてある書類みたいなものが気になった。
『なんだろこれ…』
その書類を手に取って内容を見た。
私は酷く驚いてしまった。
『…………〝ハイランダー症候群化計画〟……?』
ハイランダー症候群と言えば、永遠に歳を取らない若さの美貌を貫ける事だ。
『…………どうしてヴェネットが…こんな計画を…?』
『〝対象者2人〟…って…』
私は書類に夢中になっていた。
「僕と姉さんだよ。」
突然後ろから声が聞こえた。
『っ!いつの間に??』