第6章 可愛いセンセイ
○○○
成功してる人は優等生や、錬金術が好きな人などが多かった。
「ヴァンヴァリア先生!出来たので見て貰えますか?」
『あ、はーい!』
私を呼んだのは赤い髪の男の子。
リドル・ローズハート君だ。
彼はハーツラビュル寮の寮長だ。
ローズハート君の所までやってくると、釜を覗いた。
『うん、ちゃんと復習してきてるようだね。合格だよ。』
さすがは寮長、温度調節も完璧だった。
リ「当然だね。復習は大事だからね。」
『じゃあ、それ提出してね。』
リ「分かりました。所で先生。」
『ん?』
リ「その首の赤くなっているところ、虫に刺されてますよ。」
『……えっ!?』
(上手く髪で隠せてると思ったのに!)
リ「酷くなる前に、薬を塗らないといけないよ。」
『あ、ありがとうね!やだなー!いつ刺されたんだろうね!アハハ』
そんな時、色んなところから爆発音が聞こえた私は助かったと思い、その音の元へ駆け回っていた。
○○○
そしてやっと授業が終わる5分前に私は言った。
『明日の錬金術の授業の時に、課題ちゃんと出してくださいね!』
焦った顔をしている人が何人かいた。
『あ!ちなみに課題出し忘れた人は放課後に2枚プラスして放課後の内にやってもらいます!』
「えぇー!?」